120年の技術

脈々と受け継がれてきた伝統。

創業者池貝庄太郎が明治22年(1889年)5月、東京芝区金杉川口町に小さな鉄工所を起こし、同年末に自家用として国産初の旋盤、英式9フィート旋盤2台を完成しました。この旋盤は、池貝鉄工製旋盤、国産第1号(国立科学博物館寄贈・展示)であるだけでなく、現存する国産最古のものとなっています。以来、一世紀以上にわたり工作機械を中心に常に新技術に挑戦し続け、機械工業界に確固たる地位を築いてきました。ものづくりの創業時のチャレンジ精神は、今も確実に進化し続けています。

120年の技術
国産 旋盤 1号機
120年の技術
創業者 池貝庄太郎

新分野への進出。

明治27年(1894年)自家動力用として4馬力スチームエンジンを皮切りに内燃機関分野に進出、さまざまな動力用エンジンを開発し昭和初期にはディーゼル自動車も生産しノウハウを蓄積していきました。昭和35年(1960年)には、ドイツの世界的メーカー、ダイムラー・ベンツ社(当時)と高速ディーゼル機関において技術提携を行い、優れたディーゼルエンジンを生産開始しました。現在では生産は行っていませんが、ドイツの自動車・機械メーカーであるMAN社との提携により同社の船舶向けディーゼルエンジンを輸入販売し、長年のエンジン技術の蓄積、整備技術により工作機械だけではない技術の拡がりを見せています。昭和25年(1950年)には、プラスチック加工機械分野に参入。その他、主要なものとして大手新聞社へ納入した高速印刷(新聞輪転)機械や東京タワーへ納入した発電機などこれらの分野も手がけました。

工作機械の数々

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(ダイムラーベンツ社と提携し製作した池貝ディーゼルエンジン)

120年の技術
エンジンMB820Db型
船の科学館(東京)

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技術の継承と進化

現在、工作機械、産業機械、ディーゼルエンジンの三分野で技術の継承と進化を図っています。ここ3、4年の工作機械は、船舶、原子力・エネルギー中心に超大型、専用機中心に受注が集中し、培った技術の集大成として活況を呈してきました。特にお取引様のニーズを敏感に読み解き、特殊仕様を要望どおりに対応する技術が存分に発揮されています。過去の実績があるからこそ技術的裏付と真摯な対応が信頼関係を生み、「すべてはお客様のために」行動し、工作機械の池貝、旋盤は池貝とのイメージが先進技術の池貝が愛されてきた証となっています。産業機械事業である押出機においても、先駆者として単軸押出成形や原料の混錬度を高めることが出来る2軸タイプの押出成形機にも独自の強みをもち、あらゆるニーズに対応できる技術力から市場を勝ち抜く競争力を持っています。

120年の技術

未来へ。

池貝の得意とする大型工作機械を中心に120年の技術と粋を凝縮し、新たな拡大が始まりました。環境、エネルギー(原子力、電力、風力等)、輸送(船舶、鉄道等)分野での設備投資は、巨大な人口を抱えるアジア地域や原油から省エネ、代替エネルギーなどの需要拡大から積極的に行われています。今、大型、専用機に強みを持ち、工作機械のすべてを知る池貝に、原子力をはじめエネルギー関連などでお取引様からの要望が高まっています。池貝にしかできないオーダーメイドの技術、その実力を発揮できるステージに立っています。

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(発電用タービン、専用機)

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(クランク加工専用機)

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先進技術の工作機械で変革に挑戦

− 主要な業種・機種例 −

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※ その他、あらゆる分野の産業機械または部品製作で、高精度の池貝の工作機械は使われています。

グローバル展開

池貝の工作機械、産業機械は世界各国に納入されており、これからもグローバルな展開を行ってまいります。

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