ごあいさつ

池貝について

わが国にまだ機械工業らしいものがなかった明治22年(1889年)、池貝庄太郎によって東京芝に起業し国産第1号旋盤を製作したのが池貝の始まりでした。この128年の間に社会は「ものづくり」とともに大きく変化しました。池貝は、明治、大正、昭和そして平成の現代まで2度の世界大戦、冷戦構造の成立と崩壊、経済の大きな盛衰による荒波を経て、一時会社の存亡の危機に陥ったこともありましたが、その後、着実な成長を成し遂げ、現在では強固な財務体質となり新たな成長ステージへと躍進しております。この間、機械の母なる工作機械を一貫して極め、ディーゼルエンジン、印刷機械、プラスチック加工機械などを開発してまいりました。池貝の128年は、池貝の開拓精神が脈々と受け継がれ、社会の発展に貢献し続けてきた歴史です。

今世界は、大きく変化しています。グローバルな視点で新しい技術、新たな発想が求められています。

池貝は、大型工作機械、産業機械の押出機、船舶用ディーゼルエンジンの事業分野をコア事業として、時代のニーズに合わせた製品開発をし続けていきます。

特に世界では今、地球環境を考えたクリーンなエネルギー(原子力、風力、太陽熱発電等)が求められ、CO2削減、効率化の追求など成長を遂げるアジア地域を中心にますますそのニーズが高まっています。これらを推進するためには、まさに池貝の工作機械技術が必要とされています。これからも池貝の工作機械を始めとする各部門の技術の進化に邁進し、新たな価値を創造することで社会の発展に貢献していきます。